第18回 知床遠征 シーカヤックツーリング

Sea Kayak, Shiretoko 〜知床〜, 制作サンプル, 映像制作, 森川wrote, 機材, 空撮

2000年から続く知床遠征、第18回目が今年も終わりました。
今回の機材は
iPhoneメインです。Go Pro、PanasonicFz1000やMavicAirも持って行きましたが手軽さでiPhoneを一番使いました。昨年使った Sparkよりは安定感ありますが海上シングル挺から飛ばすには大きいのと海燕がいる場所では至近距離をうるさいほどまとわりつきます。接触を避けてゆっくりとして動作しかできずもし緊急事態があった時に対処できず飛行を断念した箇所もあります。空撮に関しては不可完全燃焼です。海燕との接触事故は全国的に起きてないのかな?

工程は7月18日〜20日、3泊4日。今年も例年通り反時計まわり相泊からのスタートでした。
同行者は厚岸の牡蠣漁師(有)カキキンの中嶋均さん。
グレートオイスターを作る日本でも有名なキンさんです。
中嶋さんは今回で二回目です。もともと昆布採りもしていたことがあって磯、瀬を読むのが上手く、もう立派なシーカヤッカーです。
漁師の経験と知見を活かした縄文鍋を作ってくれました。昆布と磯の貝の鍋でしたが縄文人は豊かな食生活であったことが忍ばれます。

 私は30台中半でシーカヤックを始めました。海を漕ぐというのは泳げない私にとってものすごくハードルが高い事です。しかしエスキモー達もアリュートも泳ぐ習慣は無かったと思います。泳ぐよりも海で転ばない技術やリスクマネジメントが大切と思います。

シーカヤックは9000年の歴史があります。その手漕の船に荷物を積んで10000年以上変わらない知床を旅を旅し何万光年前の星の光を浴びる。人間の活動寿命60年。人間の未来とか過去なんて儚いもの。それに価値があるように思い込んでいるだけ。知床は一番大切なのは「今」この瞬間と気がつく場所です。
そして最低限のもので生活できる事に気がつく場所。雨風しのぎ眠れ、水があって食料があれば充分。しかし現実ではそれとは真逆な生活をしていますが。
そんなわけで最低1年に一度の知床行きは欠かせない魂の漂白の場です。存在と時間。私の人生の知床に通えたというだけで幸せだったと確信しています。
今年は羆との接近遭遇が多い年でした。人を見て逃げない個体が増えていく予感があります。野生動物との慣れば禁物です。

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