ABOUT US
オイコスは歴史を大切にし、
北海道の資源を大切にしながら
共生と循環し持続可能な地域の発展に
貢献する会社を目指しています
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(株)オイコス代表 森川 浩一
代表あいさつ
オイコスは、ドローン事業をメイン
に展開する会社です。
映像制作で使い始めたドローン(2010年)、そこで培った技術で2018年から農業用ドローンで農業に進出、2023年から産業分野(測量・インフラ点検・赤外線調査)スクール事業に参入しています。
経歴
1960年釧路生まれ
釧路工業高等専門学校中退
郵便局勤務
2013年郵便局長を早期退職
株式会社オイコス創業
業務内容
映像制作・ドローン事業
映像制作(企画:撮影・編集・配信)
測量・調査・太陽光パネル・鳥獣調査
空撮パイロット(一般空撮機・FPV)
所属団体
北海道中小企業家同友会くしろ支部会員
釧路商工会議所会員
公益社団法人釧路地方法人会会員
くしろ読書会同人
資 格
一等無人航空機操縦士
(基本・夜間・目視外)
DJI UTC 教官/インストラクター
DJI UTC整備士2級
赤外線建物診断技能師
北海道農薬指導士
第三級陸上特殊無線技士
第四級アマチュア無線技士
ロケ等参加実績
NetflixのドキュメンタリーMovingArt参加/テレビ東京・「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」/ニコ生・「ニコニコ生中継直別駅の廃駅まで1日中継」/NHK・ブラタモリ ドローンアシスタント/ウエザーニューズ・「CMドローン担当」/NHK・「 岩合光昭の世界ネコ歩き」/NHK・「離島で発見!ラストファミリー」/NHK・「北海道道」/「東京ビデオ」・ドキュメンタリー「ルーツが僕に自由をくれた」/日本テレビ・「ザ!鉄腕!DASH!!」
OIKOS STORY「風と土、人との出会い そして空からつながる未来」
1960年、釧路の広大な湿原と冷たい風の中で生まれた私は、自然と人の営みが調和するこの土地で育った。釧路高専に進むも、自分が本当に目指すべきものを見失い、途中で退学する。その後、郵便局員として地域の人々と深く関わりながら、釧路鶴ヶ岱、釧路若草郵便局で局長を務めた。
しかし、「この土地と人々に自分として何を残せるのか」という問いは常に心の中にあった。その答えを探る道筋を与えてくれたのが、2003年に入会した中小企業家同友会くしろ支部だった。地域のため、社員の生活を守るために奮闘する経営者たちとの出会いが、私に大きな刺激を与えた。そして、2013年、郵便局を退職して株式会社オイコスを設立することを決意した。
**「オイコス(Oikos)」**という社名には、特別な意味が込められている。オイコスはギリシャ語で「家」「共同体」「経済」を意味し、人々が共に生き、支え合う場を象徴する言葉だ。地域を「家」と捉え、その中で人々の暮らしや産業をより良くする手助けをする存在でありたいという思いを、この名前に込めた。
起業後、私に転機をもたらしたのが、鶴居村の酪農家 伊藤デイリーさんからの「農場と周辺の風景を撮影してほしい」という依頼だった。広大な酪農地のスケールを伝えるため、地上の視点ではなく空からの視点が必要だと考え、当時発売されたばかりの**DJI Phantom 2 Vision+**を導入。ドローンによる空撮は、酪農のダイナミックな魅力を見事に表現し、地域に新たな価値を提供できる手応えを感じた。
その後、ドローンの可能性を広げるきっかけとなったのが、友人である農協職員のアドバイスだった。「広大な農地では大規模な機械も必要だけど、小回りがきくドローンで農薬散布ができれば農家にとって大きな助けになる」との言葉が、私の視点を農業分野に向けさせたのだ。
準備期間を経て、ドローンを活用した農薬散布は、北海道道東という広大な土地で特に有効だった。農家の負担を大幅に軽減する新しい方法として評価された。根室、十勝、オホーツクといった広域の農家の圃場で採用されるようになり、オイコスの事業農業分野で広がりを見せている。
オイコスは単なる企業ではなく、地域の一員として「家」の一部を担う存在でありたいと願っている。ドローンを活用した農業支援は、単なる効率化ではなく、地域の課題を解決し、人々の生活をより豊かにする手段として進化を続けている。
今も、釧路の空を見上げるたびに思う。出会いや自然の力、そして技術が私を導いてくれたのだと。「オイコス」という名前が示すように、地域の未来を見据えた家族のような共同体を築いていきたい。この物語が、挑戦を続けるすべての人に新たなインスピレーションを与えることを願っている。